BECKのレビュー
8点 ランパードさん
自分は音楽に全然興味がありません。
ですがこの漫画はとても楽しめました。
人に何かを「伝える」というのは音楽だけじゃなく他の色々なことでも
とても難しい。
BECKも最初はなかなか自分達の思いが伝わらなかったが
BECKのメンバー一人一人が思いを伝えようと頑張り色々な妨害に遭いながら一歩一歩前に進んでいき最後のライブでは観客一人一人にBECKの
思いが伝わったのは見ていて感動しました。
34巻と巻数は長いですが文字数が少なく一気読みできて途中だれることも
ありますが最後はハッピーエンドで終わっていて読後感はとても清々しく
名作だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-08 16:27:33] [修正:2010-05-08 16:27:33] [このレビューのURL]
9点 zeebra2001さん
誰しも思春期や、卒業間近になれば一度は思う「自分の人生はこれでいいのか?」。
極端な話、音楽に興味が無い人は何故主人公が周りに振り回されながらも、ギターを
覚えて世界に名高いバンドのボーカリストとして成長するのか理解出来ないと思います。
しかし、これは純粋な王道少年漫画です。努力すれば、報われるかも知れない。だけど
才能があっても社会に認められないバンドが現実世界にはごろごろいる。そんな中で
チャンスを勝ち取って、自分たちが作りたい物を目指す生き様は読者の心を離さないと
思える程、この漫画は構成力が凄まじいです。最初はキャラクターの造形はお世辞にも
上手いとは言えませんが、音楽を漫画で表現するのに「詩」や「擬音」は必要ないという
事を教えてくれました。どうやったかと言うと「音符とコマ割」を巧みに使い分ける事で
ライブの臨場感や一体感を演出する技法が、めちゃくちゃ上手いんです。確かに、普段
友達とミュージシャンのライブへ行く人や楽器が弾けてバンドやっている人にとっては
「リアル」とは感じないかも知れません。だけど、このBECKが凄いのが全然音楽が興味
無くて、むしろ嫌いだった自分や周りの友人をハマらせる程、魅力なストーリー展開や
伏線だった事、更に音楽の専門知識や歴史を分かり易く伝えているところが最高得点で
ある10点に近い数字を叩き出したのかと思います。唯一残念だったのが、アメリカ進出
してイギリスに渡るまでの経緯がちょっとダラケてしまった感じです。笑いあり、泣きあり、
新鮮味ありの三拍子揃った傑作です。最後に、画力も10巻まで読むと上がっており、特に
日本でのライブツアーは凄い名場面と台詞がたくさん用意されているので、興味がある方は
是非一度読んでみて下さい。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-04-06 03:11:28] [修正:2010-04-06 03:29:06] [このレビューのURL]
10点 フクポルさん
<所持歴:全巻>
久々に少年マンガを読み、これまた久々に10点つけます。
既に沢山のレビューがある通り、コテコテのサクセスストーリーで
最後は正に絵に描いたハッピーエンド。
だからといってケチつける訳ではなく、むしろ読んでて清々しい。
音の無いマンガという媒体でも、充分に「熱狂」を感じられました。
逆に、音が無いからこそ想像の余地があり、のめり込んだのかも。
勿論、作者の技量・情熱があったからこそ、というのが大前提。
元々音楽は好きなので、その辺りも加点要素。
学生の頃は趣味の範疇で色々とコピーしてたけど
もっと本気で取り組んでた人なら、自分以上に感じるものが
あるんじゃないでしょうか。
ただ、この映画は観たくないなぁ・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-24 23:31:52] [修正:2010-02-07 21:57:38] [このレビューのURL]
9点 ガクちゃんさん
著者の中でも明らかに別格的存在。
キャラクターが突き抜けている。
著者はたぶん描き切る作品を一本残したかったのだ。
そして描き切った。
こんなに見開きが魅力的な漫画って他に思いつかない。
音が聞こえないから、この物語が成立する。
壁としての盛り上げ役のレオン・サイクスは、ちょっと無理やりっぽく、彼にリアリティを持たせるために、結構描きこまれているが、読んでいて、このエピソードいるかな?、って感じるのも事実。
敵役がライバルバンドなら単調だったろうし、観客を湧かすってだけでも物語としては弱い故での敵役の設定だったのだろうけど。
普通の学生のライブ漫画編。
(BECKメンバーがゲスト出演)
千葉くん主演・ジム・ウオルシュ監督のカンフー映画撮影編。
斎藤さんの新婚生活編。
肩の力を抜いたところで著者へリクエスト!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-02 00:35:20] [修正:2010-01-02 00:35:20] [このレビューのURL]
7点 unsosinoさん
『 ― 』
音楽を時に音楽以上に表現した漫画です。
「カタルシス」って言葉はあまり使いたくないんですが、
BECK(MCS)の曲、コユキの歌に聴衆が一瞬息を呑んでしまうシーンは、まさにカタルシス。
それまでのすべてが繋がっていると思います。
時折挟まるギャグも安定していて面白いです。
(ジャッキー・チェンの映画のパロディとか。)
それにしても、この漫画のアニメ化、映画化はうまくいくはずがない……。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-10-25 00:12:17] [修正:2009-10-25 00:12:17] [このレビューのURL]
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