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4.5点(レビュー数:2人)

作者長田龍伯

巻数8巻 (完結)

連載誌別冊少年マガジン:2013年~ / 講談社

更新時刻 2014-04-12 00:00:58

あらすじ 記憶を失い、目覚めたのは見知らぬ迷宮。人を喰らう怪物が無数にうろつく。手元には不思議な力を秘めたトリガーが一つ。安らかに死を受け入れるか? 追い詰められて吠えるか? しぶとく戦い続けるか? 一瞬の油断で命を落とす最難度のサバイバルが始まる!!

備考

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この漫画のレビュー

5点 Scroogeさん

[ネタバレあり]

怪物に襲われて生き延びる漫画。
怪物と超能力で戦うゲーム的な謎解きバトル。

絶体絶命の状況も怪物の特性や能力を駆使して冷静に切り抜けていくのがポイント。
ジョジョの奇妙な冒険第2部を意識したつくりになっている。
バトルギミックが凝っていて面白い。
怪物も恐ろしくグロテスクで生き延びるとホッとするし、
また別の怪物に出会うと絶望する。

で、この漫画のオチはループもの。
終盤で任務に失敗した主人公が状況をリセットする能力を発動する。
序盤まで巻き戻って再度やりなおし。死んだ仲間も生き返っている。
みんな記憶は失っているが過去に倒した怪物は答えを知っているパズルのようにクリアできる。
主人公の冷静さや数々の伏線もキレイに説明がついた。
さらに、タイトルのアビス(深淵)とはこの状況そのものを指しており、
限りない繰り返しの果てにいつか全てをクリアできるかもしれない、といった事らしい。

凝った作品だが漫画としては説明的に過ぎる。
これが実際に繰り返しプレイするゲームなら説得力があっただろう。
度々の失敗を意味のあるものにして、エンディングを目指す動機を高めてくれる。
だが漫画では面白さが高まるわけではない。

また、作画も途中から苦しい。
場面や怪物、キャラクター、小物などの見分けがつかなくなってくる。
扉絵ではしっかりキマっているので勿体ない気がした。

才能は豊富だが、漫画を作る力が不足している印象。次回作に期待。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-02-10 10:50:30] [修正:2017-02-10 10:50:30]

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