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7.5点(レビュー数:12人)

作者豊田徹也

巻数1巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2004年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:31:58

あらすじ ほんとうはすべて知っていた。心の底流(undercurrent)が導く結末を。夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。

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この漫画のレビュー

8点 punpeeさん

「undercurrent」の意味
1.下層の水流、底流
2.(表面の思想や感情と矛盾する)暗流

日常のドラマの中で、登場人物の深層心理が掘り下げられていくストーリー。
クライマックスが近付くにつれ、それぞれに抱えたものが解けていくが、解けた先は描かれていない。

ただ、そういったものが解け、気が晴れ、自分と向き合っていける未来を考えると、ハッピーエンドを想像出来る事は難しくない。

傑作だと思います。

ヴィレッジヴァンガードのサブカル的な品揃え・売り方は嫌いだが、長年に渡ってこの作品と新井英樹の「TWIM」を担ぎ続けている点は素敵です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-13 18:33:10] [修正:2016-02-13 18:33:10]

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