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7.72点(レビュー数:29人)

作者小山ゆう

原作武田鉄矢

巻数23巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:1986年~ / 小学館

更新時刻 2011-08-27 01:09:25

あらすじ 幕末の英雄・坂本龍馬の生涯をフィクションを交え、コミカルかつシリアスに描いている。

備考 1992年にNHKにてテレビアニメ化された。
2000年ワイド版刊行全14巻。

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この漫画のレビュー

9点 gundam22vさん

伝説的偉人坂本龍馬の生涯を脚色と史実を織り交ぜて、ドラマ性高くしっかり生まれてから最期まで描き切った作品。竜馬の人間性が魅力的でしたね。司馬小説の龍馬像に近いですが、それを
漫画という分野で上手く表現できていました。

竜馬の目から見た幕末の流れが良く分かり勉強になります。
時流の変化におけるコロコロ動く人物、勢力関係などは見ててスリリングさがありました。

何より漫画自体が上手いので、淡々と歴史ものにありがちな史実語るだけにならず、インパクトをところどころ与える演出がされて
います。

印象的なのは、最終回の龍馬の最期です。作中で
愛されてる龍馬が、残虐な最期を突き放された演出で遂げることに、切なさや色々な余韻を残した強烈なものになったと思います。こういうのは歴史モノしかないだろうなと。架空話なら海援隊が世界に出て龍馬は幸せで終わっていたでしょうしね(この巻数で架空話でこれなら詐欺扱いでしょうから)。

気になる点としては、史実でない部分も当然それなりに盛り込んで、それが上手いので、これだけ読んで勘違いする人が出てしまうことですね。そして、龍馬が主人公なのでまあ当然ですが、龍馬を持ち上げまくるので、他の偉人達の凄さがこれだけ読んでるとなかなか分からないところでしょうか。まあその辺も作品に劇的さ与えるため、龍馬主人公の漫画としては酌量の余地は十分だとは思っていますが。

総じて龍馬を題材にしたものとしては、全分野でもトップクラス
なんじゃないかと思えるくらい面白く、史実性もそれなりに外していない素晴らしい20巻超えて纏まった歴史漫画だと思います。






ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-01-27 07:00:43] [修正:2011-01-27 07:00:43]

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