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3.5点(レビュー数:2人)

作者高梨みどり

巻数2巻 (完結)

連載誌モーニング:2004年~ / 講談社

更新時刻 2015-07-31 10:31:36

あらすじ 緒方舞子はアメリカ旅行中に行方不明になった恋人を探すため、退職してアパートも引き払って、アメリカに来た。恋人の父親とともに、恋人が残した日記や写真を手がかりに、恋人の足取りを追う。

備考 アメリカ同時多発テロ事件を軸に銃社会、人種差別、ギャンブル、貧富の格差、アメリカ先住民などの現代のアメリカ合衆国の様々な側面を描いた作品である。

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この漫画のレビュー

3点 朔太さん

[ネタバレあり]

タイトルに興味が湧いて読んでみました。
想像とは異なる内容でしたが、知ってそうで知らない
アメリカ社会の病巣を紹介してくれています。

私はアメリカに家族とともに2年間の滞在経験がありますが、
見聞きした内容が懐かしく思い出されます。
例えば、アーミッシュ、全米ライフル協会による銃規制
反対運動、カラードに対する声なき人種差別、などなど。
しかし、銃所有が権利だと考えても、実際には銃を見たこと
もない人が大多数であることは、意外と知られていない
ことなど、一歩踏み込んだところまで作品内で紹介され
ていれば、なお良かったですけれどもね。

全編を通じて、恋人を探す旅なんですが、ゴールはあっけ
なく、双六のような駆け足なので、感動はないですね。
途中、人の飼い馬を助けるためにカジノで数万ドルと
自身を賭けるというのは、ナンセンスを通り越しました。
この幼稚な場面は必要だったのかな。
これで作品価値をぐっと下げました。

全体を通して、従来にない別の視点での作風でしたので、
少し目先が変わって面白いなとは思いましたが、
二度読みすることはないでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-07-09 05:02:43] [修正:2022-07-09 05:02:43]

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