ホーム > 少年漫画 > 週刊少年マガジン > シュート!

6.66点(レビュー数:9人)

作者大島司

巻数33巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1990年~ / 講談社

更新時刻 2011-04-19 17:57:22

あらすじ あこがれの掛川高校サッカー部。いま、青春キックオフ!!創部半年で、静岡予選ベスト8に勝ち進んだ新設校・掛川高校。その伝説のロングシュートを放ったあこがれの久保嘉晴とプレイするために、掛川高校サッカー部に入部した田仲俊彦。しかし、中学で黄金トリオを組んだ和彦と健二は、同じ高校に入りながら、サッカー部には入部していなかった。それぞれの障害を乗りこえ、ふたたびサッカーへの情熱を燃やすことに!!

備考 四部編成になっており、第一部で高校一年生、第二部「蒼きめぐり逢い」で中学時代、第三部「熱き挑戦」で高校二年の県予選、第四部「新たなる伝説」で九里浜学園編〜本大会を描いている。1993年にフジテレビ系列で「蒼き伝説 シュート!」というタイトルでテレビアニメ化。翌年にはSMAP主演で実写映画化、同年暮れにアニメ映画化されている。

シェア
Check

この漫画のレビュー

7点 とろっちさん

キャプテン翼の次に長く続き、キャプテン翼の次に売れたサッカー漫画。

自分と年齢の近いサッカー経験者なら、「必ず」と言ってもいいほど
ヒールリフトやクライフターンを練習したことがあるはず。
うちのチームなんか皆で真剣にフラッシュパスの練習をやってました(もちろん遊びで)。
かく言う自分も、試合中にダブルヒールを試みて監督にかなり怒られました。

そんなこんなで当時のサッカー小僧にかなりの影響力を及ぼしたこの作品。
この頃はサッカー漫画も今ほど多くなく、比較対象となるのがキャプテン翼やリベロの武田など。
それらに比べるとずっとちゃんとしたサッカーをやっていたのが妙に新鮮でした。
この作品の良いところは、主人公だけでなく脇役もしっかり描き、活躍の場を作ってあげていること。
それによってそれぞれの選手にかなりの思い入れができ、作品に親しみやすくなっています。
平松や神谷なんかはトシよりずっと活躍していたかもしれませんけど。

冬の静岡県予選決勝までは本当に好きでした。
その後は「困ったら最後にトシが点を獲る」パターンが横行してしまい、
試合の緊張感やワクワク感がなくなってしまったような気がします。
現実にそういう選手がいれば凄く頼りになると思いますが、
残念ながらこの作品ではどうしてもご都合主義みたいなところだけが鼻についてしまいました。
あと、アイドルとかの展開もはっきり言って全く不要でした。

当初はちょっと大人っぽくて熱い、本格志向の少年サッカー漫画でした。
この後のシリーズは、どんどん安っぽい感じになってきて、どうにも悲しい限りです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-15 22:19:03] [修正:2010-03-15 22:21:15]

シュート!と同じ作者の漫画

大島司の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年マガジンの情報をもっと見る