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6.5点(レビュー数:8人)

作者久保ミツロウ

原作小森陽一

巻数20巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:2004年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:36:23

あらすじ 幼い頃に亡くした漁師の父親の言葉から、人命救助を志す新米潜水士の神林兵悟。配属から4か月、ついに本物の海難に遭遇する! まっすぐ立っていられないほど荒れた海、見えない目標、ダメかと思ったその時、兵悟は潜水士の最高峰『特殊救難隊』のレスキューを目撃する!!

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この漫画のレビュー

7点 アメさん

 海保ものとしては、海猿より面白いと思った。海猿の主人公の変な正義感が鼻についた分、こちらの方がさわやかで楽しかった。

 作中で最も面白かったのは、海猿でも同様だったが、やはり訓練過程の部分だった。見たことがない器具や練習方法、少しずつ力がつき、仲間同士の信頼感も増していく様子など、訓練ものはやはり少年漫画の王道なのだと感じた。潜水士ものではないが、「宇宙兄弟」でも、やはりJAXAでの訓練(というか選抜過程)が面白かった。

 主人公は少年漫画らしく熱い男だが、脇を固めるキャラクターたちもクセがありつつ魅力的で、訓練終了後、そうしたメンツとチームを組んで海難救助を行っていく場面も胸が躍った。

 人命救助のために時に非情になる必要性も、主人公のライバルに言寄せて描かれており、単なる熱血と情緒に流れすぎない点にも好感を持った。

 ただ、最終盤にかけては徐々に失速していったイメージ。ある種のバッドエンドとも言える終幕なのではないか。主人公の根本的な問題(問題と言えるかは別として)は、解決されずに終わった形で、その点に少し不満が残ったが、基本的には笑いあり涙ありの王道少年漫画で、自信を持って勧められる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-06 20:53:10] [修正:2013-02-06 20:53:10]

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