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5.12点(レビュー数:8人)

作者本宮ひろ志

巻数30巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:1994年~ / 集英社

更新時刻 2011-07-04 20:08:25

あらすじ サラリーマンになるため、漁師をやめて上京してきた矢島金太郎。この男、元は暴走族「八州連合」のヘッドという経歴の持ち主。このヤマト建設の型破り社員が建設業界に嵐を巻き起こす。

備考 1999年に高橋克典主演で実写映画化およびTBS系列にてテレビドラマ化され、後にシリーズ化される人気作となった。また、2008年にはテレビ朝日系列にて永井大主演で再びテレビドラマ化された。

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この漫画のレビュー

6点 ガクちゃんさん

『硬派銀次郎』の山崎銀次郎が、もしサラリーマンになってしまったら、と作者が妄想して始まった作品だと想像する。だから、サラリーマン漫画じゃなくて、キャラクター漫画のカテゴリーに入れるべき。読むほうもそう心得れば、「ああなるほど」となるのでは。

この漫画の一番熱いメッセージは、「サラリーマンの未来に悲観することなかれ、自分が変わればみんな変わっていくんだぜ」っていうことだと思うけど、いかんせんこれが、どうしてもサラリーマンでないとだめか、というパラドクスに陥ってしまう。

サラリーマンに限らず、人脈、人間関係は重要だけど、読み解けば、人間性の魅力が描き切れていないのに財界の大物が主人公をちやほやし過ぎる感もある。一番の魅力は主人公がその力をまったくあてにしていないところ。再読させる気にならないのは、最終的にそういう力に守られてしまっているという構図から脱却できないところ。

作者の政治や社会への姿勢が、作品世界へ必要以上に踏み込んでいく事が作品を失速させた原因のような気がしてならない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-16 09:43:14] [修正:2010-01-16 09:43:14]

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