ホーム > 青年漫画 > 月刊Gファンタジー > ひぐらしのなく頃に 崇殺し編

6.3点(レビュー数:10人)

作者鈴木次郎

原作竜騎士07

巻数2巻 (完結)

連載誌月刊Gファンタジー:2005年~ / スクウェア・エニックス

更新時刻 2009-11-25 06:38:40

あらすじ 崇りか、それとも――。
都会から寒村・雛見沢に引っ越してきた少年前原圭一は、その村で毎年6月に行われる「綿流し」と呼ばれる祭りの日に、連続して起こっている殺人事件の存在を知る。
一人が死に、一人が消える怪奇。
自分には全く関係ないと思っていたその事件は…。
トラップ好きいたずらっ子・沙都子と主人公・前原圭一を中心に描かれる。
「ひぐらしのなく頃に」全八編のうちの第3章。

備考 同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」を漫画化した物。
同作品は全8章のうちの第3章にあたる。

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この漫画のレビュー

5点 右から左へ。さん

[ネタバレあり]


ちょっと昼ドラな香りのする、ひぐらし祟殺し編。ちなみに私は真相を暴こうと考えながら読んでいない。ご了承のほどを。また、鬼隠し編、綿流し編は読了済み。

相も変わらず序盤を読み進めるのがきつい。平和な村の演出なのはわかるんだけども、あまりに現実感のない田舎の描写が見ていてしんどい。序盤は、ただただがんばって読み進めてほしい。

中盤、話は急展開する。叔父の登場で、沙都子がかわいそうなほどいじめられ始める。ここから昼ドラ劇場のはじまりはじまり。あんなことやこんなことを沙都子がされながらも必死に耐える。見ててかわいそうなはず、なんだがここもあまりに演出臭くて感情移入がなぜかできない。だが、そこは正義感あふれる主人公。沙都子のために色々なアクションを起こす。

終盤、話はさらに迷走、もとい怒涛の展開を見せる。詳細を述べると、これから読む人がつまらなくなるので割愛する。とにかくここを楽しめないと、全体が楽しめなくなるとだけは言っておこう。壮大なスケール。

全体として、うーん。って感じだった。鬼隠し編のが話としてまとまっていたから読みやすかったなと。こういうのも悪くないんだろうけど、やってくれるのは昼ドラだけで十分。この作品にこういうこというのは無粋とは思うが、もうちょっとリアリティを出してくれと。そう思った。エンターテイメント性はあるが、何回も楽しんで読める漫画では無いかな。可もなく不可もなく。5点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-21 08:19:49] [修正:2008-10-21 08:19:49]

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