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6.85点(レビュー数:14人)

作者浅田弘幸

巻数20巻 (完結)

連載誌ジャンプスクエア:2006年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:38:53

あらすじ 夜が明けることのないAG(アンバーグラウンド)という名の地。首都を照らす人工太陽の光も届かない危険な土地で人々のテガミを届ける仕事があった。命を賭してテガミに託された“こころ”を運ぶ彼らを、人はテガミバチと呼んだ!(アマゾンより)

備考 当初は月刊少年ジャンプで連載されていたが休刊に伴い、週刊少年ジャンプで特別編が掲載された後ジャンプスクエアで連載再開した。

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この漫画のレビュー

8点 gundam22vさん

一話完結の感動話集(ARIA的な)を想像して読み始めて、そういう話もありますが、少年漫画の割にダークな要素が豊富です(後半辺りは切ないオチや種明かしが急増。後述のラストも)。その独特の世界設定や雰囲気があり、バトルや世界の謎や真実などに迫る大筋への比重が大きいのには驚きました。その絡め方が上手く途中からは目が離せないほど熱中しました。完結後の一気読みまで待って良かったです。

まず絵が相当に上手い。流石月刊誌連載という描き込みが活かせてます。キャラデザも素晴らしい(美人の女性が似ている傾向はありますが)。バトル描写も迫力は勿論何をしているのかすぐに把握出来る見やすさも重要なポイント。

中だるみ感がなく長期連載を謎をほぼ残さないで畳んだところは評価できますが、終盤はかなり急いでいたのが伝わったのが残念でしたね。首都関連は肩透かし感がありましたし、重要人物が敵に回った時は「おおっ」という感じでしたが、結局大事をなさない尻すぼみ的扱いで終わりました。

ラストも考え得る落としどころではあったものの、好きなラストかと言われると持って行きようが他になかったのかなとも(シルベットが可哀想で。ラグへの「だいすき」を思うと余計に。ニッチがヒロインながらマスコット的だったのも)。終わってみるとモヤモヤしたものも残ったのはありますが、全体のクオリティは最近完結の少年漫画ではそうそうないのではというほどだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-01-28 01:49:17] [修正:2016-01-28 01:49:17]

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