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7.4点(レビュー数:5人)

作者影崎由那

巻数14巻 (完結)

連載誌月刊ドラゴンエイジ:2003年~ / 角川書店

更新時刻 2009-11-25 06:39:10

あらすじ 丘の上の洋館に住む一家の長女・真紅果林は恥ずかしがり屋の高校3年生。実は彼女の一家は吸血鬼だった。ところが、吸血鬼にあるまじき果林の秘密に、転校生の雨水健太が気づいたために大騒動が勃発して…!?

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この漫画のレビュー

8点 southさん

1巻を読んだ限りではヒロインがドジして下着見せたりしていたので、
近頃よく見る萌え系漫画なのだろうと思って放り出していましたが再読して驚きました。
吸血鬼という設定を上手く使って高校生同士の等身大な恋愛が描かれています。
後書き漫画などによると作者はもともとラブコメにするつもりではなかったのだとか・・・。

吸血鬼の体質やそれぞれの家庭事情などが障害として立ちはだかる中
少しずつ距離を縮めていく二人の初々しい感じがツボにはまりました。

もう一つ気に入ったのがヒロインの家族。
最初は妙な家族だな、程度の印象でしたが終盤に近づくにつれて彼らなりの家族愛が感じられました。
特に父親のヘンリーはいいキャラしてますね。
ボケキャラかと思ったら、最後の最後で家族のために当然のように体を張ってみせたりと男気まで見せてくれました。
ヘンリー一家の家族の絆はこの漫画のもう一つの大きな魅力でもありました。

最初の印象とは180度変わった終わり方をした漫画です。
話の締め方だけはちょっと強引でしたがラブコメと銘打たれた作品の割りにしっかりとした結末を見せてくれたのは嬉しかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-01 10:44:45] [修正:2010-09-13 00:13:48]

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