あらすじ 雁作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のオーナー、藤田玲司のもとに、衆議院議員の梶がモネの「つみわら」の真作を売ってほしいと商談を持ちかけた。フジタが贋作だけではなく、裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていることを知ってのことだった。その商談の様子を、S美術館の学芸員である酒井が見ていた。酒井はフジタに、芸術のなんたるかをわかっていない梶には「つみわら」を売ってほしくはないと懇願するが・・・。
備考 第41回小学館漫画賞受賞作品。2003年にWEBアニメ化、2005年にはレビ東京系列にてテレビアニメ化された。33巻は2016年に11年ぶりの刊行。
この漫画のレビュー
7点 コステロガーデンさん
美しいものを求める醜い人間。
絵画や彫刻にとどまらず、アンティークや時計に至るまで、
さまざまな価値ある美術品、骨董品に出逢うことができ、
それだけでも見ごたえ十分。
欲望うずまく業火の世界に生きる人間の姿を、
美術品を通して深く見る事ができ、
そういった人間ドラマ的な要素が、
一話一話よくできていて満足いく作品です。
いい仕事してますねぇ〜。
◇この作品の個人的価値=全32巻で 6500円也
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-08-02 22:25:05] [修正:2005-08-02 22:25:05]