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6.1点(レビュー数:20人)

作者高田裕三

巻数40巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1989年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:27:11

あらすじ 普通の高校生であった藤井八雲は、ある日失踪した父の手紙を持つ、少女パイと出会う。彼女の願いは「人間」になる事。野獣に襲われ瀕死となったものの、パイの力で不死人となった八雲は、その願いを叶える為に二人で果てない旅へ出るのであった。

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この漫画のレビュー

6点 メカざわさん

[ネタバレあり]

独創的な世界を描くファンタジー。絵は徐々に読めるようになってくるが、個人的には表紙が秀逸すぎる。パイのかわいさと豪華衣装がもうメロメロです。

神話に基づく話が多く、宗教的な表現をしているところが多々あり、それが現実世界を結びつくためか、リアリティのあるファンタジーな世界観である。攻撃手段・防御手段である獣魔という設定も良く、ジョジョのような詰め将棋的なバトルシーンも見ていて良かった。

読んでいてハラハラする展開、話の構成、徐々に明かされる真実が実に秀逸で、読み手のひきつける点は高評価。ただやはり残念なのは、後半の崩壊後の世界である。このあとのダラダラ感は、「ファイナルファンタジー6で世界崩壊後の世界をプレイするのがなんとなくダルく、そこでやめてしまう」ということに酷似している。話のオチについては今でも思い出せないくらい良く分からない結末で、ただ残念だったというのはよく覚えている。この話については、崩壊後の世界を描く前に未完で終わっていれば、エヴァンゲリオンのような屈折した良い評価を得られたのではないかと思われる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 00:31:51] [修正:2009-08-18 00:31:51]

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