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7.77点(レビュー数:99人)

作者林田球

巻数23巻 (完結)

連載誌ゲッサン:2000年~ / 小学館

更新時刻 2012-11-20 04:08:22

あらすじ ちょっとコワい顔だけど、性格は意外とカワイイ!? “爬虫類顔”のイイ男・カイマンが人間の姿を取り戻すべく、彼を異形に変えた「魔法使い」に立ち向かう!!(紀伊国屋Webより)

備考 当初は月刊IKKIで連載されていたが、雑誌の休刊に伴い移籍。移籍先の雑誌も終了し、連載終了までに3つの雑誌を渡り歩いた。

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この漫画のレビュー

6点 レトさん

[ネタバレあり]

発想の奇抜さやめくるめく謎の展開は楳図かずおにも匹敵するものがある。世界観のダークさは「ベルセルク」にも似るが、雰囲気は真逆でコミカルかつ人間臭い作風。キャラクターの造形の親しみやすさのおかげでファンタジーでバイオレンスな世界観もわりかしすんなりと受け入れられる。十字目一派の台頭から俄然話が勢いづき先の展開が非常に気になる。ただ、魔法使いとホールの住人の間に揺れる差別感情はやはり見ていて心苦しい。登場人物が親しみやすいだけに人が蔑み憎み合うのがどれだけ愚かで醜い事かしみじみと考えさせられてしまう。仮に今後の展開で煙ファミリーが再興し、悪役扱いされた十字目が壊滅という終わり方になったら評価を下げてしまうかもしれない。そういった意味でも今後の展開に期待したい。

追記:23巻にて完結。雑誌移籍を繰り返してからは擁護しようもないほどにグダグダでした。せっかくのカイマンの正体に迫る展開も引き延ばしのせいでもはや何のインパクトもなく、キャラ同士がストーリーの都合で理不尽に殺し合う始末・・・ そして、散々引っ張った割にあっけなさすぎる結末。 既に次回作も決まっているので作者自身情熱を失っていたのでしょう。 結末はハッピーエンドではありますが、15巻あたりでこうなっていても問題のない必然性の薄い内容でこれでは壊を出してシリアス色を強めたのは全くの無意味だったと思います。
煙が死ぬまではお気に入りの漫画だっただけに、相次ぐ引き延ばしのせいで読者にも作者にも倦怠感の漂う状況で完結を迎えてしまったのは残念としか言いようがありません。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-06-08 12:51:50] [修正:2018-09-13 20:17:12]

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