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5.75点(レビュー数:24人)

作者安部真弘

巻数22巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2007年~ / 秋田書店

更新時刻 2011-01-07 11:22:38

あらすじ 海を汚す人類どもを懲らしめようと、海の底から恐ろしい侵略者がやって来た!! その名は……イカ娘!? 地上侵略の足がかりにすべく、手始めに「海の家れもん」を占拠しようとするが…!?

備考 2010年および2011年テレビアニメ化

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この漫画のレビュー

6点 鋼鉄くらげさん

なんだかんだで九年近い長期連載作品となった「侵略!イカ娘」ですが、ハタから見るとごく平凡なこの作品が、一体なぜここまで長期連載することができたのかと考えたとき、「その掲載誌が、変わり物だらけの週刊少年チャンピオンだったから」というのが、その理由の一つとして挙げられると自分は考えています。

こう言っては語弊がありそうですが、自分は週刊少年チャンピオンは少し不気味というか近寄りがたい雰囲気を感じていて、ジャンプやマガジン、サンデーなどと比べると、どうしても異質というか、気楽には読みづらい雰囲気が雑誌全体から漂っていて少し苦手でした。

しかし、そうした異質の集合体である週刊少年チャンピオンの中で数少ない「普通」の作品として連載していた「侵略!イカ娘」は、異質の中でむしろ逆に「異質」として読者の心の清涼剤的な役割を担っていた。そのことが、週刊少年チャンピオンで長く掲載できた理由の一つだったのではないかと、自分は考えています。

そしてそう考えると、どんなものにも「運」はあるように感じます。(しかしこれは単にマグレや偶然という意味ではなく、運気や運勢、勢いやタイミング、巡り合わせという意味の方が近いです)漫画やアニメ。ゲームに映画。創作物はスピードも大事だと思いますが何よりも時代の運に合うかどうか。ヒットするしないは結局時代を味方につけるかどうかなんだろうなと、色んな創作物の栄枯盛衰を見てきて、今そんなことを思います。

そういった意味でも、「侵略!イカ娘」は時代と雑誌、そしてそのタイミングなど、色々な部分で「運」が良かった作品だったと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-02-03 22:48:03] [修正:2017-02-03 23:04:19]

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