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7点(レビュー数:2人)

作者山本直樹

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:1991年~ / 光文社

更新時刻 2010-03-05 19:36:53

あらすじ 高校の学園祭の日に学校の屋上に上った灰野は、そこにある天文部の部室で優等生の九谷エリに出くわす。エリは灰野に「BLUE」という薬を勧め、セックスに誘う。2人は頻繁に屋上で体の関係を結ぶようになり、次第に灰野はエリに恋愛感情を抱き始める。

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。作中の性描写が問題となり、東京都により不健全図書の指定を受け版元回収に追い込まれた。1992年、弓立社により、成人向けコミックとして出版された。弓立社版は、光文社版では隠されている局部の描写もそのままになっている。2001年には双葉社、2006年には太田出版より、同内容の単行本が出版された。

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この漫画のレビュー

6点 Dr.Strangeloveさん

有害コミック論争の槍玉に挙げられた作品。確かにエロいが、そんなに
過激な作品とは思えない。山本直樹独特の浮遊感が味わえる短編集で、内容は次の通り。

「BLUE」 表題作。タイトルはドラッグの色と青春をかけたものである。
最も印象に残ったのは車の中で「このまま東京まで行こう」と言うシーン。7点。

「ヒポクリストマトリーファズ」この短編集で一番気に入った。
文字通り“引きずり込まれそう”になるシーンが秀逸。8点。

「なんだってんだ7days」ある大学生の一週間を描く。エロい。5点。

「197X」映画館での蜜月。やはりエロい。5点。

「激しい王様」中学校に通う王様に群がる女、女。シュールな短編。5点。

「希望の友」宗教勧誘のお姉さんがエロくて良い。5点。

「ずびずば」エログロナンセンス。医者とその助手とのやりとりが笑える。5点。

総じてエロい。山本直樹作品の中では観念的・哲学的な味が少ないので
読みやすいかもしれない。面白かったがもう一度読みたいと思うような
作品が少なかったのでこの点数に。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-13 14:55:08] [修正:2008-04-13 14:55:08]

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