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6点(レビュー数:3人)

作者安彦良和

巻数5巻 (完結)

連載誌リュウ:1979年~ / 徳間書店

更新時刻 2009-11-25 00:44:14

あらすじ 辺境にて母とともに幸せに暮らしていたアリオン。しかし、ある日平和な時は崩れ去る。自らを陰鬱な冥府の王へと追いやった弟ゼウスとポセイドンに復讐するため叔父のハデスによって拉致されてしまったのだ。暗殺者として育てられたアリオンは・・・?

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この漫画のレビュー

6点 kamekameさん

ほぼ30年前の作品だが古さは感じない。
安彦良和にとって初の本格的な漫画作品なのにおそろしく完成されている。
中学生の頃に読んで、舞台設定の下敷きになっているギリシア神話の世界にに興味を持った。
(実際はそれほど神話には忠実ではないが。)

周知のことだが、この作者はガンダム関連以外にも数多くの歴史物を書いている。
中でも「王道の狗」「虹色のトロツキー」などの近代ものの評判が良いのだが、
個人的には、「ナムジ」「神武」などの『神話以上歴史未満』の題材を扱った作品でこそ、
真骨頂を発揮し生き生きと描いていると思う。その原形となっているのがこの「アリオン」。
そういった意味でも読む価値有りです。

ただし、エンディングの安易さだけはいただけない…。

とにもかくにも、現在も中公文庫からコミック版が発売されていますので、
お一つどうぞ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-12 18:18:00] [修正:2010-09-12 18:24:09]

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