ホーム > 不明 > 月刊コミックバーズ > Axis Powers ヘタリア

6.83点(レビュー数:6人)

作者日丸屋秀和

巻数6巻 (完結)

連載誌月刊コミックバーズ:2008年~ / 幻冬舎

更新時刻 2010-11-10 23:00:44

あらすじ 「イタリア軍は砂漠でパスタを茹でていた」(本当)遊び好きで女好きで逃げ足の速いヘタレ、だけど愛すべきイタリア! “彼”と、世界の愉快な仲間たちが繰り広げる抱腹絶倒シニカルギャグ!累計2800万超ヒットの化け物サイトがついに単行本化!

備考 最初、作者のサイトで連載開始。その後、月刊コミックバーズでも連載開始されることとなった。単行本は大型サイズで発売。第2部「ヘタリア World Stars」に続く。

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この漫画のレビュー

6点 とろっちさん

「ヘタレなイタリア」が主人公の風刺ギャグ漫画。

国を擬人化する、という発想の時点で既に勝ち。
さらに、かなり綿密で詳細な人物(国の性格)設定のため各々のキャラ(国)がすごく個性豊かになり、
漫画としても風刺ものとしても良くできているなと思います。
例えばウクライナは「ヨーロッパ最大の豊かな穀倉」と「豊富な地下資源」=「巨乳(豊乳)キャラ」で
周囲から狙われている、ベラルーシはロシアの妹だが嫌われ者(独裁国家のため国際的に孤立)で、
ロシアと結婚(国と国とが統合)したがっているけどロシアは嫌がっている(政治・経済的に)、等々。

歴史上の様々な出来事をキャラ同士のエピソードに上手く変換し、わかりやすく見せてくれます。
どこかほのぼのとしていながら、実にシニカルな視点のネタが多いのも好み。
一目でうっすらわかったような気になる世界情勢。 気になるだけですけどね。
もちろんこの作品で国際政治を学ぶのは不可能ですが、雑学程度としてなら十分に楽しめます。

問題は、漫画として純粋に面白いかどうか、ということ。
他の方のレビューにもありますが、構成やオチを楽しむよりはキャラの個性を楽しむ作品と言えますし。
みんな似たような顔しているから登場人物が誰が誰だかわからないのが欠点。 絵も雑すぎ。
あと、さすがに最近はネタ不足気味な感ありです。
良くできている部分と商業レベルに達していないような部分とが混在しているので、評価が難しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-22 00:46:34] [修正:2011-02-22 00:53:39]

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