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6点(レビュー数:5人)

作者たなかのか

巻数6巻 (完結)

連載誌月刊コミックブレイド:2006年~ / マッグガーデン

更新時刻 2009-11-25 00:44:29

あらすじ 青春の微熱、憶えていますか?その街は同じ夏の一日を繰り返していた。その街はすべての路地が行く手を阻んでいた。閉塞した世界の中ですれ違う、孤独と逃避。あきらめといらだち。夢への羨望、そして恋心・・・。閉ざされた街の中で少女は閉ざした自分と向き合い、その手のひらにさまざまな想いを刻みこんでいく。その先に待つものは閉ざされた未来?それとも・・・?気鋭が贈る、海と坂と路地の街“緒道”を舞台に綴られる青春迷走リリカルファンタジードラマ、ここに開幕!

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この漫画のレビュー

7点 ITSUKIさん

設定がなかなか面白い作品。
5年前にお世話になった「航ちゃん」に会うために緒道という町にやってきた少女・タビ。
しかしその町はなぜか同じ一日を繰り返し、住人はその事に気づいていない様子。町の中で行ける場所も限定され、行動範囲を広げるには掌に「テガタ」を持つ人、「セキモリ」からテガタをもらわなければなりません。
果たしてタビはこの一日を繰り返す町で航ちゃんに出会えるのか、またこの町から出る事が出来るのか・・という内容。

どうしてこの町がこの様な状態に陥ったのか、行動範囲が広がるにつれて少しずつ謎が紐解かれていく展開が良いです。
序盤は退屈に感じる所もありましたが4巻以降で明かされる真実は、演出の上達もあってなかなかの出来と思います。

絵柄・作風は掲載誌がコミックブレイドの所為かなんとなく「ARIA」を連想せずにいられないのですが、とても読みやすいです。表紙も非常に綺麗。
逆に内容自体はシリアスなモノで、キャラクター一人ひとりの過去・悩み・夢を描いていくので「癒し系」ではありません。

既刊5巻で、4月に出る6巻で完結らしいです。
個人的には3巻までの時点では6点だったのですが、4,5巻が良かったので7点としました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-23 00:33:12] [修正:2010-03-23 00:33:12]

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