この漫画のレビュー
8点 鋼鉄くらげさん
アニメ共々なぜか好きな作品です。
が、敢えて問題点を挙げるとすれば、それはあまりにも「感覚的」過ぎる事。キャラクターも、設定も、ストーリーの流れも、作品全体を包むものが感覚で捉えられているため、具体的なイメージが掴みづらく、はっきりとしたものを求めている人には、話を追っていく過程で、説明も無しにさっさと次へ行かれてしまうので、置いてけぼりにされる印象を受けます。
またキャラクター達も、自分達がそう考えるまでに至った思考の過程をあまり語らないため、セリフの裏に隠されたキャラクター達の心情を順次理解していく必要があります。
黙して慮る。そういった感じの作品ですね。ただまぁ、個人的には5、6巻の「私の中に何かがいる」はもう、10点をあげたい位の良い話でした。
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[投稿:2008-08-31 17:17:20] [修正:2008-08-31 17:17:20]