ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスピリッツ > RAINBOW 二舎六房の七人

7.55点(レビュー数:18人)

作者柿崎正澄

原作安部譲二

巻数22巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2003年~ / 小学館

更新時刻 2011-01-12 12:52:15

あらすじ 湘南特別少年院に堕ちてきた水上真理雄ら六人の少年は、収容された二舎六房で、良い兄貴分である桜木六郎太と出会う。それは真理雄たちにとって、初めて出会った優しい年長者だった。ただ、生き抜くことすら困難だった時代に、七人の少年たちはようやく信頼できる仲間を手に入れたのだが……?「再来年の夏は、みんなでシャバにいてェよな」、七人が抱いた、初めての淡い希望は、果たして叶うのだろうか? (週刊ヤングサンデー公式サイト紹介文より)

備考 「週刊ヤングサンデー」にて連載開始され、休刊に伴い「ビッグコミックスピリッツ」へ移籍した。

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この漫画のレビュー

6点 朔太さん

原作者安部譲二氏の昭和30年代回顧録といった感じです。
負けて終わった戦争の傷跡が残り、人々は貧しく社会は
混とんとしていました。
生き残った者たちは、ただその日その日を送っていくだけで、
辛く厳しい時代ということです。
一面で暴力か才覚でサバイバルに勝ち残り財をなし、
のし上った人物伝も聞く話ですが、一面で厳しく淘汰
された時代なのでしょう。

その多くの後者たちの中でも、絆とか友情とか仲間で生きる
希望を求める時代だったようにも思います。
原作者は、その時代の方が幸せなんじゃないか、と
問いかけているようにも思えます。

2003年から8年の連載で、全22巻の長編ではありましたが、
思いのほか単調な展開でした。
大人買いで全巻を読破しましたが、全編、同じトーンで
終始しましたので、最初の数巻でも良かったかと思います。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-01-27 06:25:18] [修正:2018-01-27 06:25:18]

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