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4点(レビュー数:12人)

作者高橋しん

巻数9巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:2003年~ / 小学館

更新時刻 2010-11-10 23:29:30

あらすじ 王族の血をひく王女、イコロと謎の少年二人は戦族から逃れ、未知の世界を旅する。不安や期待や、さまざまな思いを抱きながらイコロは「太陽」を探したいと決意する。
少年とイコロの冒険が今、始まったのだった・・・

備考

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この漫画のレビュー

7点 ITSUKIさん

説明が難しいですが、少年と少女の冒険物語というのが一番無難でしょうか。

シロとイコロ、感情が欠けている二人を主役としていくのは面白いと思いました。その設定がそこまで上手に活かせていなかったですけど…。
「ヒトガタ」と「太陽」というキーワードが何度も登場しますが、一つの単語に多くの意味を詰め込みすぎて逆にわかりづらくなっていた様な。
あともう自分は「空気が毒」とかいわれるとそれだけでナウシカを連想してしまう…

5巻までと6巻以降で何年か休載があったので、そこから(特にキャラの)絵が激変しています。まぁ自分は高橋しん先生の絵に関してはもともと好きなので特にいう事はないです。

ストーリーも5巻まででいったん区切りがついて、そこから数年後が6巻以降。
サンデーでは6巻以降の第二部から読み始め最期まで読んだ後、単行本が完結したつい最近まで単行本は一切手を付けていませんでした。
あれだけ遅れた単行本でははたしてどういったラストになっているのか、と期待したのですが結末自体は雑誌の時と同じでした。(…ですよね?)
しかしそこまでに至る過程がかなり加筆されていて、そこに作者が単行本を大幅に待たせてまで主張したかったメッセージがこめられている、と感じました。
終盤のイコロやヨナの熱い台詞の数々は読みふけってしまいました。

作者が財産をはたいてまで完結させた少年と少女の冒険成長譚。
正直結構好みが分かれるとは思いますが…バトルやラブコメとはまた違う少年漫画らしい作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-13 01:04:17] [修正:2010-09-13 01:06:06]

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