この漫画のレビュー
6点 punpeeさん
「修斗」という狭い題材を扱った作品。
メディア的に、今ではすっかり退廃してしまった総合格闘技ですが、その打・投・極の魅力を丁寧に、そして地味に(笑)表現している良心的な作品です。
タイトル通り、主人公はどれかが突出しているという訳ではなく、バランスの良いオールラウンダータイプ。
基本的には色々地味ですが、打・投・極の「際」を制す事でペースを作っていくというスタイルは、漫画でも実際の観戦でも見応えがあります。
作中のキャラクターの経済事情や抱える悩み等、最初から最後まで現実的な作品でした。
大きな盛り上がりや感動という部分は無かったのですが、読み終わった時に良作だったと振り返れます。
余談ですが、この作者の下ネタは気持ち悪くてガチで引くときがありますね。
修斗に想いを馳せられた方は一読の価値はあると思います。
私はヨアキム・ハンセンとジェンス・パルヴァーが好きでした。
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[投稿:2016-12-05 21:37:57] [修正:2016-12-05 21:37:57]