ホーム > 少年漫画 > 週刊少年マガジン > 新・コータローまかりとおる!柔道編

7.5点(レビュー数:6人)

作者蛭田達也

巻数27巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1994年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:28:53

あらすじ 柔(やわら)の道に挑戦状!!あの功太郎が今度は何をやらかすのォ!?痛快学園ドタバタアクションギャグ格闘技ロマン(なんじゃこりゃ?)待望の新章“柔道編”スタート!!留年してしまった、功太郎、麻由美たちにも春は来る……!新たに柔道娘の三船久三や西郷三四郎らが登場し、入学シーズンの鶴ヶ峰学園は柔道をめぐり早くも波乱のきざしでいっぱい〜!?

備考 『コータローまかりとおる!』の続編で『コータローまかりとおる!L』に続く。

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この漫画のレビュー

8点 lemonlemon☆さん

[ネタバレあり]

「戦い」ということに対して作者はひとつの答えを出している。

格闘技はスポーツである。
柔道は武道である。

スポーツとしての格闘技ではなく、
本当の実戦において、という観点で柔道を
贔屓目なしに評価できている作品。

そして。
コータローイズムというか、
さらにさらに柔道をとおして
武道・武術がどうあるべきかを作者は語っている。

・技は無意識に出せるようになって初めて技と呼べる。
・一本以外は相手を制したことにはならない。
・心に隙がなければ壊し技にはかからない。
・生き延びれば次のチャンスもある。

作者にシンクロできる人間が果たしてどれだけいるだろうか。

またこれは人の成長を描いた熱い熱い青春スポーツ漫画でもある。
それぞれの柔道への思い。
人への思い。
自分への思い。

一人一人のキャラクター描写の緻密さは
他の追随を許さない。流石である。
最後の三四郎の台詞。コータローの表情。
青春漫画である。


ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-03-30 02:22:12] [修正:2007-03-30 02:22:12]

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