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6.33点(レビュー数:15人)

作者藤沢とおる

巻数31巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1991年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:28:54

あらすじ 不良の巣窟極東高校をシメていた鬼爆コンビは学校から退学通告を受ける。だがそれは自らによる偽装工作であり、今やオタッキー以下とされるヤンキーから足を洗い、パンピー(一般人)になる為の自主退学であった。2人は童貞を捨てる事を目標に、与論島でリゾートバイトを始める。その後、辻堂高校に転入した鬼爆コンビはさまざまな不良たちから喧嘩を売られ始め、毎日を喧嘩で過ごしていく。

備考 続編に『GTO』、鬼爆の中学時代を描いた作品に『BAD COMPANY』がある。

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この漫画のレビュー

これを読んだのは確か中学3年生の時。GTOの鬼塚の過去ということで興味があったので全館購入した。…が、少し期待はずれだった。

まず、画力が乏しい点。後半に進むにつれ上手くなっているものの、やはりそれでも雑と言わざるを得ない。私がこう思うのはGTOを先に読んでしまったからなのかもしれないが、「読みにくい」「アングルが単調」というところが気になった。
そして、ストーリが微妙という点。鬼塚と弾間という女経験ゼロの二人組が主人公。女に対してはめっぽう弱い。しかし喧嘩は鬼のように強い。この設定で物語が進んでいくのだが、この設定自体が弱い気がする。もう一押し個性が欲しかった。ストーリーを作る上で設定というのは木の根っ子のようなものである。この根っ子の部分が強ければ強いほどキャラを育てやすく、そして大樹のようなストーリーを作ることが出来るのだと思う。
そしてキャラについて。これも設定の甘さが出てきてしまうのだが、キャラが皆、似たりよったりになってしまっている。例えば、キャラが二人でやり取りをしていたとする。この漫画で多いシーンでは、余裕をかましている側と怒りまくっている側という二人になるだろう。こういうシーンがこの漫画の味であるし、笑えるのだが、このやり取りがほぼ全員のキャラでも出来てしまうのである。キャラを立たせるためにはここもきちんと決めておいた方がよいだろう。

以上の点が私には気になったので、評価は低めの点数をつけておいた。だが暇つぶし程度にはなるだろう。この作者のギャグは面白いのでそこを中心として見ればいいと思う。
いろいろ書いたが、これはGTOを読んだあとに読んでしまった。自分でも少し辛口になっていると感じる。おそらくこちらを先に読んでいればまた感想も変わっていただろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-10 19:16:08] [修正:2010-01-10 19:16:08]

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