あらすじ
深くてフシギ、珠玉の4編を収録。待望の単行本!!
・僕の妹は、僕の指から産まれた。妹への感情は兄妹愛のそれを超え、「ひとつになりたい」と願う。(『星の恋人』)
・飛行機墜落事故で生存した大輪未来と天野すみれ。助け合う二人に、意外な形で別れの時は来る。(『ヴァイオライト』)
・肩を壊した高校球児の雪輝。日々""成長""を続けるヒナとの出会いで、彼が見つけたものは――。(『日下兄妹』)
・3人の兄妹が暮らす家に夜の闖入者、それは虫であり弟であった。共同生活を始めた彼と兄妹たちの距離は縮まりーー。(『虫と歌』)
出版社サイト作品紹介より
備考
短編集のため連載開始年には発行年を記載。
第14回手塚治虫文化賞新生賞受賞作品。
この漫画のレビュー
9点 punpeeさん
独特の世界観で綴られる4話の短編集。
表題になっている「虫と歌」は非常に秀逸。
ラストに後悔の念と葛藤を感じさせる心理ネーム、コマ割り、表情はお見事。
個人的には「日下兄妹」も、この作者の作品では比較的分かりやすくて面白い。
優しいタッチと構成力、魅せ方が特に優れた作家さんです。
単行本の装丁も美しく、これは手放せない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-02-13 18:30:17] [修正:2016-02-13 18:30:17]