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6.83点(レビュー数:6人)

作者荒川弘

巻数4巻 (連載中)

連載誌ウィングス:2006年~ / 新書館

更新時刻 2009-12-15 01:51:54

あらすじ ―――――百姓万歳!!!!!!!マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川 弘。牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄される―――年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事。「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。なんたって"百姓貴族"ですから!!知られざる農家の実態を描いた、日本初☆農家エッセイ登場!!

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この漫画のレビュー

7点 booさん

農業エッセイ漫画。森薫のメイド愛と同じくらい荒川先生の農業愛が伝わってくる。

これは実際に農業に従事してた人じゃないと書けないなと思った。もやしもんのような表面だけの取材だけじゃ絶対に分からない現場の実情なり気持ちなりを教えてくれる。常に動物の生き死にに触れる世界なのでそこでの葛藤も興味深い。とんでもない事件はご愛嬌。

「お金を払ってるんだから給食に頂きますなんて言わなくていいでしょ?」「調理師が給食作るのは仕事だから当たり前。お金払ってるんだからもっと美味しく作ってよ」
こんな甘ったれた人たちに荒川先生は「食糧供給ストップしてあいつら飢え死にさせたろかと思います(笑)」と言い放つ(編集談目が笑ってない)。労働の価値を知ってる人の言葉です。何しろ秋の収穫期のスケジュール…百姓の方達死なないんですかね?
こんな感じで笑わせながらも荒川先生の主張には背筋に冷やっと考えさせられるものがあります。当たり前のようにある食について少しでも考え、食料自給率などの農業問題を意識する機会になりました。

とりあえず農林水産省の役人はデータなんて見てないで実際に現場を見てみた方がいいと思う。少しはましになるはず。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-23 00:41:29] [修正:2011-07-23 00:41:29]

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