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7.25点(レビュー数:4人)

作者やまむらはじめ

巻数10巻 (完結)

連載誌ヤングキングアワーズ:2009年~ / 少年画報社

更新時刻 2010-01-04 18:17:28

あらすじ ヴァイオリンを習う少年・久住秋央は、幼馴染の少女・迫田美月の父親がコンサートマスターを務める新東響オケの練習を見に来ていた。だが指揮者の曽成氏とオーケストラとの呼吸は全く合わず、休憩時に曽成氏は失踪。そこへ現れた少女が、父の代わりだといきなり指揮を振り始めた。天才少女との鮮烈な出会い…。そして秋央は成長し、音大に進学する。そこで出会ったのは、例外枠で入学してきたあの時の天才少女・ひびきだった……。 

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この漫画のレビュー

8点 とろっちさん

凡人主人公と天才ヒロインによる音大物語。

序盤はその2人が織り成すオーケストラもの。
途中からは他の登場人物にも光が当たり始め、音楽だけでなく恋愛要素も絡んだ
青春群像劇へと変化していきます。
もともと作者はそういう方面を描くのが上手いので(「夢のアトサキ」とか「未来のゆくえ」等)、
この変化は大歓迎。 さらに面白くなってきていると思います。

ただしこの方向転換は本当に作者の事前の予定通りなのか。
人気の出る方向に蛇行運転しているだけにも感じてしまいます。 面白いからいいんですけどね。
脇にスポットを当て過ぎてヒロイン・ひびきの影が薄くなってきているので、今後の挽回に期待。

同ジャンルの先駆者「のだめカンタービレ」は老若男女を引き込みましたが、
こちらはある程度の興味と知識がなければ、もしかするとちょっとだけ敷居が高いかもしれません。
まあ巻中のコラムが親切丁寧で面白いので、その辺もちゃんとフォローしてくれています。

そうすけさんのおっしゃるように、時折登場人物の目が怖いです。 怖すぎです。
急に殺し屋みたいな目になるんで、作品の雰囲気を多少ながら損ねている場面もあるのかも。
作品に緊張感があるのはいいんですけどね、もうちょっと柔らかい感じでもいい気がします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-23 00:55:43] [修正:2011-03-23 00:55:43]

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