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7.65点(レビュー数:35人)

作者新井英樹

巻数8巻 (完結)

連載誌ヤングマガジンアッパーズ:2001年~ / 講談社

更新時刻 2010-03-10 19:23:51

あらすじ ボクシングの才を見出された主人公リン。その才能のみを武器に元天才ボクサーのジムに殴りこみをかける。板前修業をしながらチャンピオンを目指す紆余曲折成り上がり型ボクシングストーリー。

備考 「ヤングマガジンアッパーズ」の休刊によって一旦は完結したが、2005年10月より「週刊ヤングマガジン」にてタイトルを『RIN』に改題し再スタート。その後「別冊ヤングマガジン」に移籍した。

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この漫画のレビュー

8点 polojoさん

[ネタバレあり]

新井英樹流スポーツマンガ

作品としての完成度は新井作品の中で間違いなくトップ。
あらすじはお調子者の石川凛がボクシングの世界でその天才的才能を
いかんなく発揮する作品。

この作品に限らず新井英樹の作品は「スポーツマンガ」「学園マンガ」といった分類分けが非常にしにくい作品が多い。それは作品の主人公の人生すべてを書きだそうとするからだと思う。

例えばこのシュガーにいたっては、凛の上京までのエピソード、料亭での生活、恋愛や周りの人たちとの交流を書き出しているので、肝心のボクシングの練習や試合をしている場面は他のボクシングマンガと比べて、驚くほど少ない。

つまりこのマンガは、石川凛という「天才観察物語」なのである。
「ボクシングの天才の仕事風景は?周りとのコミュニケーションは?幼馴染との恋模様は?」ということをこれでもかというぐらい綿密に描き出している。もちろん、ボクシングなどのアクションシーンの迫力は素晴らしい。こちらの痛覚さえも刺激しているのではと思ってしまうほどだ。

新井英樹の癖のある絵と、セリフという壁をクリアできたら間違いなくはまれる作品だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-05-11 23:45:40] [修正:2013-05-11 23:45:40]

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