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4.42点(レビュー数:7人)

作者押見修造

巻数7巻 (完結)

連載誌漫画アクション:2008年~ / 双葉社

更新時刻 2010-02-22 22:13:14

あらすじ 妊娠中の妻・ゆきえと、些細なことからケンカしたサラリーマンの耕一。仕事帰りに豪雨に見舞われ、偶然立ち寄ったネットカフェで中学時代の初恋の人・果穂と再会する。しかしその直後に停電が起き、その場に居合わせた人々とともに、ネットカフェは異次元に飛ばされてしまう。

翌朝ネットカフェの外に出ると、見慣れた街は消え、代わりに湿原が辺り一面に広がっていた。果たして、耕一たちは元の世界に戻れるのか?

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この漫画のレビュー

7点 rokaさん

[ネタバレあり]

トータルで言えば、別に巨大な後悔とともに人生を送っているわけじゃない。
それでも、「もしあのとき……」という思いは、ないわけでもない。
本当は、今のままで、十分幸せなのに。
そんな主人公の姿は、妙に身につまされた。
そして、「惡の華」にしてもそうなのだが、この作者は、すこぶる妄想に走りながら、最後には日常に帰ることを受け入れるというか、日常というありふれた退屈を生き抜くことの価値や美しさを描いているように感じた。
妄想は日常から逃れるためのものであると同時に、日常を生き延びるためのものでもあるのかな、と思った。
そんなことを感じたのは初めてで、私はこの漫画を忘れないだろうと思った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-06-25 23:50:37] [修正:2017-06-25 23:50:37]

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