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5.5点(レビュー数:2人)

作者田村由美

巻数8巻 (完結)

連載誌ベツコミ:1987年~ / 小学館

更新時刻 2010-03-29 14:51:54

あらすじ 首都高の巴御前と呼ばれるローラースケート少女王島巴(おうじま・ともえ)が、財界の後継者争いの渦中に身を置いて立ち向かうアクション・ストーリー。

備考 文庫版全5巻。1991年に巴がゆく! 1.桜の抄、1992年に巴がゆく! 2.炎の抄のタイトルでOVA化された。

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この漫画のレビュー

5点 さん


『1ページにときめく作品』

評価:田村由美の軌跡。成長の跡。

私が書きたいことはほとんど既に書かれているのですが、
いくつか私の言葉でも感想を失礼いたします。

こちらの作品ではいろんな形の『主従』が描かれています。
伊織と巴。
月子とシドニー。
静と海。
東条夫人と司。
教官と生徒である氷室と巴の関係もある種の『主従』と言うのであれば、
ほとんどの人物関係が主従、対立で説明できる作品でした。

そういう視点から言えばまとまりがある作品なのです。
しかし最近の田村由美作品に比べてストーリーのまとまりはありません。
終着点もぼんやりとした印象を受けます。

そんな中に田村由美のセンスや鋭い人間の描き方が
埋もれている作品です。

その一瞬にときめきを感じます。
その一瞬が、その後の田村由美作品に生きていきます。
その一瞬に、一見の価値はありました。


※田村由美の作品は『BASARA』→『シカゴ』→『巴がゆく!』→『7SEEDS』→『猫mix幻奇譚とらじ』の順番で手に取りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-13 22:15:13] [修正:2014-10-13 22:15:13]

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