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6.5点(レビュー数:8人)

作者新沢基栄

巻数6巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1980年~ / 集英社

更新時刻 2011-03-17 14:40:48

あらすじ 一応中学の名物変態五人組「奇面組」を中心としたドタバタ学園コメディー。

備考 第2部「ハイスクール!奇面組」に続く。

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この漫画のレビュー

8点 臼井健士さん

「ハイスクール」の原型と言える中学生編がこれです。

転校生・河川唯が個性的な友人を欲して鬱々とした日々を過ごす中で出会った変人集団「奇面組」と繰り広げられる爆笑な日常を描く。しかし・・・実はこの話自体が唯ちゃんの・・・・というのは「ハイスクール」を最後まで読んだ方のみが分かる秘密。

キャラの名前が全部「駄ジャレ」になっているという点からして面白い。「番組」「色男組」「腕組」「骨組」「御女組」などの名物集団は、どれも方向性が別々でキャラがしっかりと立っているのが特筆。リーダー以外の他メンバーの描き分けもしっかりとなされているし。

絵がまだまだ荒削りだが、ギャグ漫画に有りがちな「すぐ下ネタ」に走って笑いを取ろうとする・・・という姿勢が無いのは好印象。作家としてのレヴェルが高いのと、しっかりとした信念が感じ取れるのは、第1巻の零と唯の出会い時の「個性の尊重」という作品を通して貫かれているテーマからも明らかだ。
千絵ちゃんにお兄さんがいたはずなのに「ハイスクール」では一人っ子になってたり、「取組」「婦組」「ルッ組」などの前述の集団以外のチームが消えてしまうなど「中学生版限定」の描写も多く、整合性が取れていない点から「ああ、やっぱりギャグ漫画なんだ」と思ったり。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-27 20:39:26] [修正:2010-11-27 20:39:26]

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