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6.9点(レビュー数:10人)

作者羅川真里茂

巻数28巻 (連載中)

連載誌月刊少年マガジン:2010年~ / 講談社

更新時刻 2012-11-14 17:50:20

あらすじ 津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村 雪(さわむら せつ)。師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人々と出逢いながら今、自らの音を探す旅を始める。

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この漫画のレビュー

6点 臼井健士さん

「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」で知られる羅川真里茂先生の新作。
題材は「津軽三味線」で、それを初の少年誌連載でやろうというのだから、意欲的半分、挑戦的半分というところか。

津軽三味線の名人であるところの祖父を失い、自分を見失っていた高校生の雪(セツ)。
故郷の青森を飛び出して当て所もなく東京へ。知り合ったグラビアで活躍している女性の自宅に転がり込んだ。
女性も少年も自分の進む道が分らず、霧の中を彷徨っていた。
だが、ライブでの雪の演奏は会場を興奮のるつぼに巻き込んでいく。

雪の新生活は東京の高校へと舞台を移す。三味線同好会を発足させて新たな船出をきる。
果たしていかなる航海となるのであろうか・・・・・・?

「音楽」をテーマとした作品はそれなりにあれど、津軽三味線は今までにないテーマ。
羅川先生の絵は元々が「少女漫画」っポクないので少年誌での連載でも全く問題がない。

但し、音楽漫画は「音が実際には出ない」という問題をいかに紙面上に表現するかが重要。
津軽三味線を実際に聞いたこともない人が読者に多いと思われる中で、それほど共感を呼べるのかは未知数だ。
今後に期待したいところではあるが・・・大会出場等でやはり「少年誌的バトル展開」が予感される。
アニメ化は・・・・・ヒットしたらアリ?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-13 00:59:47] [修正:2012-02-13 00:59:47]

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