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4.33点(レビュー数:3人)

作者

巻数6巻 (完結)

連載誌月刊コミックガム:2010年~ / ワニブックス

更新時刻 2010-11-16 19:39:38

あらすじ 瀬戸内海の温暖な気候と情緒ある伝統が息づく“倉敷市”を舞台に、少年少女達の懐かしくも心躍る青春模様を四季折々の人気観光スポットと共に描いた意欲作★

備考 岡山県倉敷市の観光キャンペーン採用作品。

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この漫画のレビュー

4点 臼井健士さん

私は漫画のこれからのヒット作の出し方のひとつに「地域密着」というものがあると考えています。
漫画って作品の舞台が実際の何処なのかを明かさないっていう作品が非常に多い。

そこを逆手に取って、実際の地名の舞台を特定することでカラーをハッキリさせたり、親近感を抱かせたりっていう作戦はアリだと思う。
で、この「めくりめくる」なんだが、瀬戸内海に面した岡山県の倉敷市が舞台になっていて、そこにある高校の学生たちの日常を描いた「青春群像劇」という体裁をとっている。

だが・・・・1巻読み終えての感想は「これって倉敷市舞台の意味があるの?」ってこと。
絵はカバーの絵とか、冒頭のカラー絵見て判るように上手いほうです。
但し、なぜか本編の白黒絵になるとカラーの絵より下手に見える。何故だ???

登場人物紹介もまだないため、話ごとに違う人物が出て区別が付かないのも難点です。

一番の難点が「倉敷が舞台の意味が不明」だということ。
ご当地漫画はアリだとは思いますが、何の意味も無くそこいらの都市を舞台にしても仕方ありません。

ご当地を舞台にしたのなら、その土地独特の雰囲気(方言・観光地・名所)を出さないと無意味でしょう。
「岡山県倉敷市観光キャンペーン採用作品」されたそうですが、そもそも論で「ライバル作品該当なし」で一人勝ちでしょう。

それで喜んでいる場合ではない。「観光キャンペーンに寄与する」ならばせめて「アニメ化」くらいされて倉敷市を訪れる観光客を増やしてこそでしょう。
現状では期待できませんね、それは。
ヒットする吸引力に乏しい。ホントに惜しい作品ですよ。

逆にヒットさせられれば「ご当地漫画ブーム」なんてものも起こせそうな気がするんですよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-20 15:58:48] [修正:2011-08-20 15:58:48]

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