ホーム > 青年漫画 > 漫画アクション > 一平

7.25点(レビュー数:4人)

作者太田垣康男

巻数18巻 (完結)

連載誌漫画アクション:1993年~ / 双葉社

更新時刻 2010-12-05 14:12:48

あらすじ 剣道一筋に打ち込み、目標である浅倉警部補を追いかけるように、剣道で強くなるために警察官になった主人公の熱血青年・荻野一平が、交番勤務から刑事になり、様々な事件に遭遇し、またコミュニケーションの中で、一平は剣を仕事に生かし、また仕事が剣の腕を高めるという、「剣業一致」の道を進み始めることで人間的に成長していく様子を描く。

シェア
Check

この漫画のレビュー

8点 朔太さん

[ネタバレあり]

剣道の達人が学生時代に唯一勝てなかった刑事に師事する
ために、警察官になるというプロローグから始まる。
交番勤務の巡査の日々の警官としての生活を通した
ヒューマンドラマかと思いきや、回を重ねるごとに
一平の目指す人生の生き方が変化していく様がとても興味深い。

18巻を分類すれば、初期は剣道を中心にした青春ドラマ風
巡査の周辺日記、中期はヒューマンな古風な刑事ドラマ、
後期はスぺクタルなアクションドラマへと変貌していく。

剣道一筋の一平が剣業一致に目覚め、試合から引退したり、
交番勤務から刑事を目指したり、最後には国際犯罪捜査室で
世界を飛び回る国際派の刑事になってしまう。
母と酷似の女性は犯罪者であったため悲恋に終わり、
強く慕われる幼馴染とは恋人感情が持てないという
理由で交際を諦める。
色恋とは無縁と思いきや、最愛の女性に巡り合ったりと、
誠実実直一筋な一人の男の人生をなぞっている感があって、
最終話ではひとしお感慨深いものに仕上がった。

刑事ドラマというより一人の男の成長物語という印象が深い。
傑作とは言い難い面はあるが、記憶に残る良作というところだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-09-24 08:29:15] [修正:2022-09-24 08:29:15]

一平と同じ作者の漫画

太田垣康男の情報をもっと見る

同年代の漫画

漫画アクションの情報をもっと見る