ホーム > 不明 > 週刊少年サンデーS > 今際の国のアリス

7点(レビュー数:8人)

作者麻生羽呂

巻数18巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデーS:2010年~ / 小学館

更新時刻 2011-06-02 06:21:36

あらすじ 有栖(アリス)良平は、パッとしない日常にイラつき、「どこか知らない所へ行きたい」と願う落ちこぼれ高校生。退学した苅部(カルベ)、お調子者の張太(チョータ)といつものようにブラつく夜、突然巨大な花火が空を覆い、3人は別世界へ… やりきれない日常をえぐる、新感覚/異色サスペンス!

備考 「週刊少年サンデーS」と「クラブサンデー」との同時連載。

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この漫画のレビュー

8点 rokaさん

結末には賛否両論あると思うが、私はこれ以上のオチも浮かばないし、ある意味で、この漫画にとても相応しいラストだとも思うので、特に文句はない。
ともかく、「過程」は本当に面白かった。
子どもの頃、かくれんぼに感じたみたいなドキドキがあった。
ひとつひとつのゲームが非常によく練られていて、完成度が高い。
ただまあ、途中のスピンオフはいささか多すぎる気もする。

個人的には、「今際の国」にちょっと憧れてしまった。
今の日常に大した不満があるわけでもないのに、実際に迷い込んだらすぐ帰りたくなるに決まっているのに。
心の奥底には、あるのかもしれない。
逃避への願望か、非日常への渇望か、命がけの遊びへの切望か。
私にも、もしかしたら、あなたにも。
もしそうであるならば、私たちの目の前に、この漫画の、今際の国への入り口は、真っ赤な口を開けて待っている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-06-25 23:44:25] [修正:2017-06-25 23:44:25]

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