ホーム > 不明 > ARIA > これは恋のはなし

6点(レビュー数:2人)

作者チカ

巻数11巻 (完結)

連載誌ARIA:2010年~ / 講談社

更新時刻 2011-10-11 00:58:00

あらすじ 31歳の小説家と10歳の少女との恋、年の差・純愛ストーリー──。孤独な少女・森本遥は21歳も年の離れた内海真一に淡い恋心を芽生えさせていく。しかし、真一は遥のことを面倒でかわいそうな少女としてしか扱わない。最初はそれだけの関係だった。恋と呼ぶには幼い感情と、恋とは呼べない同情の気持ち。一緒の時間を過ごすうちにふたりの気持ちは少しずつ変わってゆく。一人の少女の成長とそれを見守る男、ふたりが結ばれても結ばれなくても、これは恋のはなし。  

シェア
Check

この漫画のレビュー

5点 shunさん

[ネタバレあり]

序盤は31歳と10歳のお互いの足りない部分を補うような、高めあうような、
二人の成長を見守るストーリーになっており、いかに心を開くか、
依存しあうかの関係性を構築していくさまは面白い。

しかし、ヒロインの同級生達との一方通行ばかりの恋慕は、どうしようもないだけで
進展もなく、ただ心のすれ違いを描くしかなかったように思う。

終盤、ヒロインが中学生・高校生になり、女性として扱うがゆえに
何も出来ないという展開に陥るが、その他の登場人物が真面目すぎて
何も起こらず、そのままヒロインの母の問題を解決することで収束に向かうことになった。

当初ここまで長くするつもりはなかったそうだが、まさにそのとおり
中盤はただ長引かせるだけの展開になっている。
つまらなくはないが、ただこの世界を長く味わっただけという印象。

個人的には、31歳の主人公は現実味が少なく、少し冷めると気持ち悪く感じる。
31歳と10歳の恋というのも、少女期は純粋なものに感じたが、
37歳と16歳の恋となると、別の意味が混在し気持ちが悪くなってくる。
終盤駆け足だったのは正解といえる。

ヒロインはだんだんと成長していくのに対し、主人公はずっと31歳の容姿や中身のままで、
非常に停滞感を感じたが、ヒロインの可愛さで終盤まで読むことが出来た。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-30 12:00:00] [修正:2014-09-30 12:00:00]

これは恋のはなしと同じ作者の漫画

該当なし

チカの情報をもっと見る

同年代の漫画

ARIAの情報をもっと見る