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棒がいっぽん
作者:高野文子

雑誌:短編集

巻数:1巻(マガジンハウス)

あらすじ:1987年から1994年にかけて発表された短編作品6作を収録したもので、 作品集としては『おともだち』以来12年ぶりのものとなる。 「美しい町」は1960年代の工業地帯を舞台に若い夫婦の静かな生活を描いた作品。 「病気になったトモコさん」は、入院中の少女が1日のうちに見たものや連想を 一貫してその少女の視点から描いている。 「バスで4時に」は、バスに乗って婚約者の家に着くまでの、ある女性の心の動きを描く。 「私の知ってるあの子のこと」は、「病気になったトモコさん」と同じく子供を題材にしているが、 後者が子供の視点に映る事物をクローズアップを多用し様々な構図で描いているのに対し、 前者は俯瞰気味の構図を用い、一貫してロングショットだけで作品を構成している。 「東京コロボックル」は、人間の家に間借りして都会生活を営む 小人たちの生活を描くショートコミックである。 「奥村さんのお茄子」は、ごく普通の中年男性・奥村さんのもとに 「とっても遠くから」来たという不思議な女性がやってきて、 25年前のある日の昼食を一緒に検証する、 という一風変わったSF仕立ての作品。

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