もっけ(勿怪)
作者:熊倉隆敏
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
8点
:朔太さん
妖怪を題材にした漫画は、水木しげる御大の大ヒット作品をはじめ、数多くあれど
人間と対決したり退治したりと、敵対関係にあるのが一般的でした。
見えること、憑きやすい体質で悩み苦しむ(都会の親と一緒に住めない、行動範囲が
限られるなど)姉妹ですが、病気のような感覚で運命と受け流しています。
母親にすら理解されない、親戚には狂人扱いを受ける不遇にも腐らず、運命を享受し
制約の中で懸命に生きようとする姉妹の姿勢が爽やかなのです。
気持ちの良い姉妹の毎日が主題であって、妖怪や霊が主題ではないので要注意です。
今が不幸せと感じている人へのヒントになっているかも。
[ 2015-08-15 11:30:56]
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