先生の白い嘘
作者:鳥飼茜
雑誌:モーニング・ツー
レビュー全文
4点
:酢飯さん
教師である主人公は親友の婚約者から陵辱されながら尚もその関係を続けていく。生物学、社会的性差の話はいくつもあるがここまで強いインパクトがある冒頭は中々ない
主人公、主人公の親友美奈子、美奈子の婚約者早藤、主人公に恋する新妻、新妻が気になるミサカナ
立場や性別や視点を変えた人物から語られる
『男とは女とは』が面白かった
特に良かったのは3巻
「私は彼女を見下す座席を与えられたのだ」
「かわいそうな美奈子 かわいそうに」
主人公の自己の見つめ方や客観性が物悲しく、薄暗い怖さが際立っていた
しかし4巻の美奈子の妊娠から安っぽい展開が続く
不倫されていた美奈子、不倫相手の玲菜、レイプされ続けていた主人公たち女が皆謎の「新しい命」パワーから早藤を救おうとする、そしてそのパワーに圧倒され早藤は自爆
新妻周辺の話がごちゃついたせいで新妻ー主人公の関係性も薄くなってしまい、主人公が早藤を許すに足る展開が無かった
3巻までの問題提起は色々考えさせられたし面白かった(ここまでなら6点くらい)キレイに纏めようとし過ぎてご都合主義展開になってしまったのがとても残念
[ 2021-10-17 22:19:31]
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