天使なんかじゃない
作者:矢沢あい
雑誌:りぼん
レビュー全文
8点
:lillyさん
NANAがメディアブレイクした時、
奈々は翠のようであり、
ナナは実果子のようである、とテレビで評している人がいた。
その時「天ない」も「ご近所」も読んだことがなかったので、
「ほう、そうなのか」とただ単に思っていたんですが、
今思えば、
翠は奈々ではないし、
実果子はナナではない。
読んだ人の大方はそう思うのではないかと思うのですが……
「天使なんかじゃない」は、
たぶん、今の矢沢あいは描けない作品なんじゃないかと思う。
高校の三年間を生徒会で過ごした主人公とその仲間たちの物語は、
少女漫画らしくピュアで、
読んでいて気持ちがよくなるほどまっすぐで。
今のりぼんでも違う作風なんだろうなあ。
個人的にこの頃の矢沢あいの画風はとても好き。
こんな高校生活を過ごす人ってそんなにいないと思うけど、
「こんな高校生活を過ごしたい(過ごしたかった)」と思える、
典型的な少女漫画として楽しめる作品だと思っています。
そういう作品って貴重じゃないかと個人的に思ったりする。
[ 2011-06-14 13:43:11]
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