下弦の月
作者:矢沢あい
雑誌:りぼん
レビュー全文
7点
:みかんさん
詩的な要素やドラッグが出てくる点などは今思えば厨二っぽいかな?と連載当時(中学生時代に)ハマった自分を振り返ると思いますが、今読んでも全3巻という中で最初から最後まで無駄が無くきっちり収まっていて、大変良質な作品だと思います。
特に終盤の、イヴを引き止めようと必死になる子供たちの素直で純粋な強さは心に響きました。また、子供たち以外、美月を取り巻く友人や家族からも彼女を失いたくないという想いが強く感じられて、改めて、生きる事から逃げることが何故罪なのかと考えさせられました。
少女漫画ではありますがテーマがテーマなので、結構重くも感じられる作品です。(それでも子供たちのキャラクターによって明るい場面もありますが。)でも一晩で読み終えられる長さでもあるし、少女漫画を普段読まない人にもオススメできる作品かと思います。
[ 2009-07-11 04:29:00]
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