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BASARA
作者:田村由美

雑誌:ベツコミ

 レビュー全文  

9点  :booさん 

圧倒されます。確実に名作といえる作品でしょう。

バサラ:自由に生きる人たちという意味らしいです。この作品に出てくる人物たちはみんな自分の意思を持ち、生きています。しかし、この時代では自由に生きるということは大きな危険を伴う。だから彼らは必死に、本当に必死に生きて生き抜こうとする。しかしそれでも・・・

この作品の裏主人公は浅葱だと思っています。彼は最初自分の意思では動きません。何かに寄生し、自分一人では立てないこの世界の多くの人々と同じです。しかし、その彼が変わろうとし、成長する過程が私にはこの世界の人々と重なって見えます。
他の方も言ってましたが私の最大の号泣ポイントも朱里と柊の決闘シーン。あまりにも美しい一瞬の戦いにあまりにも多くのものが凝縮されていて、もう涙ぼろぼろでした。涙腺が熱くなるシーンなど数え切れません。

そこらの少年漫画よりよっぽど骨太でかつ女性にしかかけない物語がここにあります。
[ 2010-07-30 23:43:09]
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