マイボーイ
作者:木村紺
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
7点
:punpeeさん
好きな作家さんの一人であり、毎回テーマに対する真面目で丁寧な姿勢が伺えるだけに、
前作「からん」に続き、2連続打ち切りが非常に残念。
個人的にボクシングが好きなのですが、地味でも技術的・科学的に真面目にボクシングを描いた作品は、本作品と新井英樹の「SUGAR」シリーズくらいじゃないでしょうか。
少なからず一定の評価を受けている作家だとは思えますが、
本作は少し構成が悪かった様に思えます。
心理描写を描くのが秀逸なだけあり、
ジムメイトのキャラクターの過去を掘り下げる場面は読み応えが十分あるのですが、
少し気を抜くと「あれ?これ、何漫画?」と思うくらい、脱線を感じる事もありました。
最終回も、無理矢理綺麗に畳める気はサラサラ無く、中途半端上等という潔さでしたね。
知識の幅が広く、表現力や文章力に、心理描写に長けており、良い作家だと思いますが、
この作家に少しでも気になられた方は、「からん」から読まれる事をお薦めします。
[ 2017-07-31 20:00:54]
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