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三ツ星カラーズ
作者:カツヲ

雑誌:月刊コミック電撃大王

 レビュー全文  

7点  :鋼鉄くらげさん 

この作品を評価するポイントは、主人公の子供たち三人が持つ「無邪気な悪意」を許容できるかどうか、という点にあると自分は思っています。

つまり、大人たちの目線、いわゆる常識の目線から見てあまり好ましくない行動を「微笑ましい」と思うのか、あるいは「許せない」と思うのか。前者の視点に立っているのがこの作品に登場する鯨岡さんであり、後者の視点に立っているのがこの作品でカラーズの敵として登場している警察官の斎藤さんなのではないかと思っています。

個人的な立場を言えば、自分としては前者の鯨岡さんの立場に近く「まぁ、子供のやることだから仕方が無いんじゃない。」と割と好意的な視点で見ることもできますが、斎藤さんのような視点で、「いくら子供だからといって何でもかんでも許されるわけじゃない」と批判的な気持ちになる人たちの気持ちも分からないわけではありません。

ただ、この作品は、そうした子供たち特有の「無邪気な悪意」をギャグとして楽しむ作品だと思っていますし、そこが合わないとなると、もはや好みの問題になってしまうので、おそらくどうしようもない気がします。まぁ、自分は結構好きな作品なんですが。いかんせん、可愛さの裏に隠された毒が強すぎるので、そのギャップに対して読み手がどういう反応を示すのか。それ次第の作品だと思います。
[ 2018-04-06 18:50:40]
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