のだめカンタービレ
作者:二ノ宮知子
雑誌:Kiss
レビュー全文
8点
:朔太さん
憧れの先輩とピアノ協奏曲を大きな舞台でいつか協演したい、
それさえできれば幼児たちと毎日楽しくピアノで楽しみたい
だけと考える天才ピアニストの無邪気な成長物語が一つの基軸です。
もう一つの基軸は、常に散りばめられているギャグの連発ですね。
当初の5巻までは、後者のギャグの面白さで引き込まれました。
天才指揮者の女狂いの一面だとか、「ぎゃぼ」という決め
ゼリフなどは秀逸でした。
以降は、フランスに留学して、じれったいくらいなかなか
成長を見せません。
音楽の魅力を中心に、苦悩する音楽苦学生に焦点を合わせた
真面目な展開でしたが、しかしこれはこれで楽しめます。
最近、読んだ2017年直木賞を受賞した恩田陸さんの
「蜜蜂と遠雷」を彷彿とさせる同じテイストの面白さを感じました。
本作品の方が崎に世に出ていますから、まさかのまさかですが、
本作品に恩田陸さんがインスピレーションを得たということも
あるのでしょうか?
直木賞と同じ感動を与える作品と言えます。
[ 2019-03-15 20:33:17]
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