とんがり帽子のアトリエ
作者:白浜 鴎
雑誌:モーニング・ツー
レビュー全文
9点
:臼井健士さん
昨今、久しく見ないであろう「王道ファンタジー」。
魔法使いに憧れる少女が立ち向かう試練の数々を極上の画で彩る。
魔法を使うことが出来るのは選ばれた人間だけ。
ココは魔法使いに憧れてはいるけれど魔法は使えない。
昔、祭りで不思議な人物から貰った魔法の本を宝物にしている。
ある日、魔法使いがココの母親が営んでいる店を訪れて魔法を使った。
普通の人には魔法を使う場面は見せてはいけないので、ココは覗き見して
魔法は呪文を唱えるのではなく、「図に描くもの」と知る。
宝物の魔法の本にマネしてみると、何と魔法が発動した。
そして、それが悲劇の始まりだった・・・・・。
立ちはだかる運命に立ち向かうために「魔法使いの弟子」となるココ。
同じく弟子の女の子3名。おしゃべりな「テティア」。寡黙な「リチェ」。努力家な「アガット」。
皆、試験をクリアして魔法使いの弟子となった。何の苦労もしていないココにアガットは冷たい。
いきなり試験を受けさせられるなんて序の口。
そして、敵はゆっくりとココたちに忍び寄る・・・・。
罠に嵌ったココたち4名の女の子が「竜」と対峙する緊迫のラストシーン。
男の子であろうが女の子であろうが大人であろうが子供であろうが困難は等しくやってくる。
困難を打ち破るのに絶対に必要なものは「勇気」だ。
[ 2019-05-24 21:19:33]
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