皇国の守護者
作者:伊藤悠
雑誌:ウルトラジャンプ
レビュー全文
7点
:団背広さん
スティールボールランのために買い始めたウルジャンで発見した良作漫画。
ロシアっぽい国と日本っぽい国とが竜やサーベルタイガーの出てくる世界で戦争するという、いわゆる架空戦記物なんだけど、妙にリアリティがあって面白い。
どうも原作者の人が戦争についてかなり詳しいらしく、読んでいてウムムと唸らされる展開が多い。上官の馬鹿な命令で友人が死ぬとか、敵に現地徴発されないために自国の村を焼き払うとか、このビターな味わいが実に心地良い。
絵も味があっていいし、演出にも特に難はない…んだけど、説明セリフが多かったり、読み込まないと状況を掴みづらいところがちょっといただけないかな。小説のコミカライズ、となるとこのくらいは仕方のないことなのかもしれんけど。
しかし戦場の空気や、戦争の現実はしっかりと描かれているので漫画家さんも頑張ってると言えるでしょう。ちょっとテンポが遅い気もするが、これは原作に忠実に描いているからだろうしね。
原作ファンからの評価も上々のようだし、今後も頑張っていただきたいものです。
あー、早く新城君がドッカーンと大活躍するとこが見たいなあ。小説買っちゃおうかなー。
[ 2006-02-18 14:34:58]
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