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皇国の守護者
作者:伊藤悠

雑誌:ウルトラジャンプ

 レビュー全文  

8点  :shinpe-さん 

某国防関係のお仕事をしている友人に薦められて読み始めました。「本物の皇国の守護者がすすめるなら間違いないだろう」と(笑)。

モチーフとしての日露戦争+ファンタジーといった印象です。しかし剣牙虎(サーベルタイガー)や人間と「大協約」なる協定を交わした龍などが登場してきますが、理不尽なパワーを持つ戦闘主体はひっとつも出てきません。

つまりは戦争それ自体がどこまでも人間同士のぶつかり合い。兵器もそれほど発達していないため、作戦の良し悪しと司令官と人間的な力量がモロに戦闘に反映されます。さらにかわいそうなことに主人公新城の闘うのがほとんど勝ち目のない撤退線というところがなんともまぁ、という感じです。官僚主義に振り回され、十分な戦力を与えられないままに闘わなくてはならない司令官の悲哀をよく描いています。

続きは見てみたいような、このままでいいような、という感じです。北領戦争ほどの舞台はこの先新城直衛に残されていないような気もするので。
[ 2010-05-15 18:44:45]
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