皇国の守護者
作者:伊藤悠
雑誌:ウルトラジャンプ
レビュー全文
9点
:GAGAさん
元々は原作好きです。
マンガ化にあたって名作が駄作へと成り果てるのはよくある事。
今回もそうかと不安に駆られながら読んだ1巻が良いほうに裏切られ、あれよあれよと全5巻読破。
…うん。めちゃくちゃ面白い。
むしろこっちの方が面白いか?笑
ストーリーは、小さいながらも貿易によって繁栄していた<皇国>と海の彼方から侵略してきた<帝国>との戦争を軸とした物語。
<皇国>側の視点から描かれているが、<帝国>側もとても魅力的。
龍や虎、術者なども出てくるが、決してファンタジーマンガではない、
近代戦という組織と組織の戦いをとにかくリアルに描いた一作。
序盤巻き起こる負け戦による北領からの撤退戦はいきなりの圧巻。まさに息を呑む展開である。
原作をキチンと踏襲しつつ、見事なまでに作者なりの解釈で戦争の狂気や心理描写が良く表現できていて、数少ない名作だと思います。
是非一読あれ。
[ 2011-05-25 13:45:55]
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